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住まいの何でもQ&A

Q.限られたスペースに子ども部屋をつくるヒントとは?

小学校高学年あたりから、子どもには独立した空間が必要になってきますね。でも実際に子ども部屋を使うのは案外短い期間ですし、限られた
スペースに何部屋も子ども部屋を確保するのは難しいですよね。今回は、限られた空間の中でも子ども専用スペースを設けるヒントをご紹介します。

■縦方向の空きスペースを利用
部屋の面積にはゆとりがなくても、天井にかけての空間には空きがあるはず。2段ベッドの上だけ使うような形で子どものベッドをロフト式に
持ち上げれば、下の空き部分を収納スペースに活用することが可能です。成長するにつれて増える一方のモノの収納に、予備スペースができて
ゆとりが生まれます。

■ベッドライフから「お布団ライフ」へ
昼は広々、夜は寝室。時間によって変化できる昔ながらの日本のライフスタイル。つまり「お布団ライフ」です。もちろん折り畳み式で収納できる
ベッドも同様ですが、ここは畳んで片付けられ、広げて寝床になる「お布団」はいかがでしょう。昼と夜で部屋の目的が変化するため、昼間は勉強や
遊びにスペースをフル活用できるのがメリット。

■広さにこだわらずに小スペースでもOK
必要なのはスペースの広さではなく、独立性や自立感だったりするものです。男の子でも女の子でも、家族からちょっと離れて、勉強や趣味に集中できる自分ひとりの空間が欲しいものです。部屋のコーナーにカーペットだけ自分好みのものを敷いて、シンプルなパーテーションで仕切るだけで、自分のエリアが簡単に生まれます。洋服や遊び道具などを一カ所に集めて「自分の王国」気分を満喫させてあげましょう。同時にいろいろな自分のモノを管理する能力を養うこともできます。

■間仕切りを兼ねた収納家具で省スペースを
ひと部屋を子ども二人で使う場合に活用されることが多い「間仕切り収納」。間仕切り部分にモノが収納できてスペースも節約できます。ユニット
家具にすれば両方から使えて便利な上、壁面の圧迫感がおさえられます。

■間仕切りが自由なフレキシブル設計も人気
最近では、ふたつの部屋の間に可動式の扉を設置して、子ども達が小さい頃は開放してひと部屋に、大きくなったら間仕切って独立した部屋にするというフレキシブル設計も人気。子どもが独立した際には、扉を開放して夫婦の趣味に使ったりと用途もいろいろ。
将来を見据えた設計が、後々まで便利で住み心地の良い家になるポイントかもしれませんね。